HORIZON2017年10月06日 17時51分30秒

今日から「多摩六都科学館」で上映が始まったドーム用映画のタイトルです。
監督はあの「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」の上坂浩光監督。

今回の作品の感想はまた、「すばらしかった」の一言につきます。
いや、最高傑作であり、科学映像とドーム映像の業界に一石を投じるものではないかとすら思います。
まず、この監督は科学的啓蒙と心的感動や情動を重ね合わせる事をいつも念頭においていらっしゃって、それが思うようにいかずにやきもきしている様子がいつも見られていたのですが、このHOIRIZEで、ついに実に絶妙なレベルでそれがまるで錯綜する布地であるかのような美しさで実現されているように思われました。
映画は、宇宙と私達のつながりと、それを解明してきた科学者がストーリを牽引していいくのですが、そうなるとよくあるのは、複数の事例がこつこつと説明され、他のストーリーと合わせて「偶然だね、すごいね」「科学者ってすごいね」となりがちだと思うのです。しかし、このHORIZONでは、そういうふうにはなりません。そこで発見された事実はと、それが露わにした美しさは、偶然だったのか、それともときとともに自ずから露わになるべくものだったのか。そして我々は、なぜ今ここに存在し、宇宙と自らの存在などという問題に思索をめぐらしてるのか。対称性の崩れも宗教も使わずに(ダークマターは避けられなかったようです)、我々に問いかけるのです。ひょっとしてこれはもう文芸映画と言って良いかもしれません。
以上、ネタバレはしないで書いたつもりです。どなたでも、ぜひぜひ見ることをを勧めします。
ところで、同監督の映画にはよく光芒というか光点がでてきて、私はそれがとても好きです。因みに今回はパソコンの上を数理モデルが浮いているところがよかったかなー。ちょっと変態ですけど。
ああー!大切なこと忘れてた。やっぱりこういう映画は「宇宙すげぇ!!」と子どもたちに思わせるのに最適です。ああー夏休みにできてると良かっなな~。

2017.10.8.改稿